2010.04 -なぎさ荘慰問に伺って-
毎年,年に2回春と夏に「老人福祉センター湘南なぎさ荘」と言う鵠沼にあります施設に慰問に伺っています。長く続くハラウの大切な行事の一つです。
今年も3月23日から5日間湘南クラス、ロコフラ、サークル、ケイキの皆でお邪魔しました。
有名なハワイアンバンドがいる訳でも、眩しいライトも広いステージがある訳でもありませんが、そこには言葉に言い表せない素晴らしい,時があります。
皆さん私達が伺うのを心待ちにしてくださっていて、ろこ先生やインストラクターの方の曲の説明に耳を傾けながら、私達の踊りを一生懸命見てくださいます。
見てくださるというより私達の踊りを心から見守ってくださっている…そんな気持ちです。
途中「月の夜は」のティーチタイムではご一緒に満月をつくったり椰子の木をつくったり、心を通わす時間もあって、穏やかな時間が過ぎていきます。
最後はケイキちゃん達にお年寄りの方達からキャンディーレイをプレゼントしていただいて、握手した手をいつまでも離したくない,そんないとおしそうな眼差しが
優しい空気となって流れます。ケイキちゃん達もきっとお年寄りを大切にしていこうと体で感じたのではないかな…
今回、私にあるおばあちゃまがお隣のおじいちゃまを「この人感動して泣いてるのよ」と…お病気でお声が出ないのか口を一文字にして,黙って車椅子に
座られていたその方の目に涙が一杯に溢れていました。思わず私も涙が溢れて、 「また必ず伺いますから,見に来てくださいね。お体大事にされてくださいね」
私の言葉に何度も何度も頷いて下さいました。
慰問に伺っている私達なのに抱えきれない程の温かい宝物をいつもいただいて帰ってきます。そのお返しにほんの少しでも皆さんを幸せな気持ちにして差し上げられ
るフラが踊れる様に、これからもフラを大切に暮らして行きたいと思います。
水曜アドバンス Ukon
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